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長島コラム「乾坤一擲」

6月14日 (月)

党首討論でスカッと会期を締めくくれ!

今週水曜日の通常国会会期末に向けて、内閣不信任案が焦点となっている。

私は、この内閣不信任案提出には断固反対だ。もちろん、小泉内閣を信任しているわけではない!これは、「空鉄砲」そのものだからだ。否決されるに決まっている。出すほうも突きつけられるほうも、これが会期末の年中行事に成り下がっていることを十分認識している。だから、内閣不信任案提出には何の意味もない。

どころか、百害あって一理なしだ。ここで百害を一つひとつ挙げる暇はないが、解散総選挙への覚悟もない内閣不信任は、国民の政治不信をさらに高めることになるだろう。こんな見え透いた政治的ポーズのために時間を費やす余裕は、もはやこの国にはないはずだ。

代わって、最終日に党首討論をやるべきだ。偶然にも水曜日は党首討論の定例日。岡田新代表が小泉首相に挑む初めての党首討論となる。前回の決算行政委員会での質疑のように、また、小泉首相はまともに答えず、軽口を連発するかもしれない。議論が噛み合わず、クソ真面目な岡田代表としては、怒り心頭に発するかもしれない。

しかし、そこで最後に叫ぶのである。「小泉総理、この議論の決着は参院選でつけましょう!」と。

これで、参院選挙へ一気になだれ込むのである。内閣不信任で野党の意地を見せる手法はもう旧い。自民党や社会党の旧い政治家たちが見慣れた光景で、国民有権者の意識を喚起することはできない。問われているのは、「野党の意地」などではなく、この国を本気で再生しようとする「政治家の矜持」である。

だから私たちは、自民党や官僚組織からは絶対出てこない発想で、年金制度の一元化、議員年金の廃止、年金保険料ムダ遣い構造の一掃、消費税による年金制度基盤の再構築を高らかに叫んできたのだ。であれば、国会対策も旧来型の発想と手法から脱却せねばなるまい。

すべてを刷新しなければ、日本再生の道筋は見えてこない。旧来型の手法の繰り返しでは、政治家の真剣さは国民有権者に伝わらない。政治の信頼が回復できなければ、改革は進まないのだ。なぜなら、この改革は、これまでのような依存と分配の「安逸政治」との決別を意味するからだ。痛みが伴う改革も政治の説得力が勝負。その大前提は、いまの政治(家)がなるほど信頼に足るものだ、と国民有権者が実感していることに尽きる。

そのための戦いの第一歩が、民主党・岡田新体制の発足であり、その真価を問われるのが来るべき参院選である。7月11日の決戦に向けて、熱い戦いの火蓋が切って落とされる