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1月24日 (月)
小泉首相の答弁拒否は許さない!
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150日間にわたる第162通常国会が開会した。今日は小泉首相の施政方針演説に対する代表質問。
わが民主党は、岡田代表が先陣を切った。その後、子ども政策担当のネクスト大臣である小宮山洋子さん、ネクスト財務大臣の野田佳彦さんが続くことに。お二人とも個人的に親しくさせていただいている代議士だけに、とくにがんばってもらいたい。ところが、冒頭から小泉首相の「答弁拒否」で、混乱。
小泉首相による国会軽視は今に始まったことではない。昨年も年金改革をめぐってしばしば答弁拒否や不誠実答弁が繰り返された。「公約破っても大したことない」との発言が物議を醸したのも記憶に新しい。しかし、今回の答弁拒否は、明白であり悪質でもあり、許し難い。
政府答弁に対しては、答弁漏れを指摘するケースと、答弁を受けてさらに論点を絞って制限時間内で改めて質す「再質問」(再々質問も)とがある。今日、岡田代表は、後者の「再質問」を行った。ところが、論点を明確にした9項目からなる再質問に対し、小泉首相は、あたかも答弁漏れを指摘されたかのように装い、木で鼻をくくったように、「岡田再質問の9項目についてはすでに前の答弁で答えている」と言い放ったのである。
小泉首相が、「答弁漏れ」と「再答弁」を勘違いしているはずがない。それは、議事中断が40分に及び、その間、2度も河野衆院議長から「再質問」を促されていることからも明らかだ。議員運営委員会の与野党理事から再三促されたにもかかわらず、答弁拒否を貫いた小泉首相の姿勢に対し、民主党議員は、全員、議場を退席した。
賛否両論があり得よう。しかし、これは、答弁漏れか再質問か、といった技術論ではない。これは、国民主権国家において国民から直接選ばれた議員で構成する国権の最高機関たる国会における議事運営の本質に関わる重大問題である。
もしこの首相の態度を看過すればどうなるか。ただでさえ、セレモニー化の誹りを受けてきた本会議は、完全に形骸化するであろう。たしかに、実質的な議論は、各委員会で丁々発止とやり合うことになる。そこで議論が深まっていくのを、私は昨年1年間で何度も体験した。これに対して、本会議質疑は、その大枠を設定する機能がある。各論に深く入り込まない分だけ、国民の皆さんからみれば、今ひとつ物足りない印象もあろう。
そこに風穴を開けるべく、最近、民主党で採用している戦術の一つが、本会議での「再質問」「再々質問」なのである。政府答弁で明らかになった矛盾や、こちらの質問の論点を逸らそうとする逃げの答弁などに対して、制限時間いっぱいを使って、さらに質問を繰り返すのである。それができなければ、政府は適当な答弁で、制限時間が超過するのを待てばよいことになる。それでは、民意を背景にした政治家同士の血の通った真剣な質疑など期待できないではないか。(昨年の年金国会での枝野政調会長(当時)質疑などでは、政府側の重大な矛盾を鋭くえぐったことは、この「一言」でも紹介した。)
そういった、国会法や議院規則で認められたぎりぎりの戦術を使って国会を活性化しようとする努力を一顧だにもせずに、平然と、薄笑いすら浮かべて、「答弁拒否」を繰り返す小泉首相の姿勢を許すわけにはいかない。わが民主党のとった「退場」という手段の是非は、国民の皆さんに判断していただくほかない。しかし、それは、たんなるボイコットではない。国会審議をめぐる本質論がその背景にあることだけは、ぜひ正確にご理解いただきたい。
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