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4月13日 (水)
時代錯誤の国対政治
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この半年間、喉につかえていたことを思い切って吐露したい。
「いい加減にしろ、国対政治!」
誰が悪いとか、何が拙いとか非難するつもりはない。
昨年の秋から続いている国会審議の閉塞感の元凶は、我が党の「国対政治ごっこ」にある、と真剣に思い詰めている。
国会対策委員会なるものは、国会法にも規定のない怪しげな組織だ。国会審議の進め方について、与野党の国会対策委員長は全権を任されている。全権というのは、党を代表して与野党間協議を行い、党内に向かって号令をかけるからだ。号令という意味は、いつ「寝る」(審議をストップする)か、いつ「起きる」(審議に入る)か、すべて国対の指示で動くということだ。
その国対の指示で、今年に入って何度「寝たり」「起きたり」を繰り返したことか! 通常国会冒頭、総理の答弁が気に入らないと言って本会議場を退席したのは記憶に新しい。その後も、答弁を不満として何度も「寝た」。しかし、いかんせん多勢に無勢。ほどなく、与党側から数のプレッシャーをかけられ、審議拒否を嫌う世論に背中を押されて、「起きる」羽目に。
今回も、竹中郵政担当大臣が総務委員会を無断欠席したことに怒って(怒るのは当然だ。何せ憲法違反なのだから)、「大臣辞職まで徹底的に戦う!」との方針の下、本会議はじめすべての委員会審議をストップさせた。しかし、数日後の今日には、国対委員長名で通達が来て、「官房長官の陳謝を勝ち取った」ので審議に復帰します・・・。
何じゃそりゃ?大臣辞職まで徹底的に戦うのではなかったのか?じつは、早晩審議に復帰せざるを得ないことは目に見えていた。振り上げた拳を下ろすところが見つかったらさっさと下ろす。
常にこのパターンの繰り返し。不毛である。見え透いている。
こんなことで、「政権準備党」なんて言っても、国民には説得力ゼロだ。
たまらないのは、国対に号令をかけられて「寝たり」「起きたり」を延々と繰り返させられる私たちだ。振り回される役人たちもいい迷惑だろう。それでも、せめて国会での議論が深まっているならまだ許せるが、現実はまるで反対。ひどい時には、こんなこともあった。いきなり審議ストップしておいて、翌日、「国対同士で話がついた。11時間の審議を勝ち取ったから、明日の質問よろしく」といきなり肩を叩かれ、おおわらわで準備して、付け焼き刃の質問に立たざるを得ない・・・。質疑は、当然のことながら詰めが甘く、質は低く、論議も低調で、委員会室から一人また一人と委員が抜けて、やがて閑古鳥・・・。
ふざけるにも程があろう。新人議員の立場からすれば、数少ない委員会質疑の場が議員活動の生命線。大臣や官僚席が騒然となり、与野党委員が目を見張るような質問をすることが何よりも大事。少なくとも私はそう心掛けてきたつもり。なぜなら、国会審議は、与野党間の駆け引きの場ではなく、議会(議員)と政府の対決の場なのだ。しかし、質の高い質問は、前日の夜にいきなりやれと言われて出来るものではない。できることなら、十分準備時間をとって、資料を読み込み、調査を尽くして、政府を追い詰め、運用を改めさせる。場合によっては法律を変える。それが票を投じてくださった有権者の負託に応える正道というものだ。
ある先輩は、「国対戦術がなってない!」と怒っていた。
果たして、そうだろうか?
じたばたしても、結局は、国会の多数を制している与党の思惑通りになるのは、自明ではないか。英国の野党のように、じたばたしないで、野党の間は次期総選挙で勝てる(つまり有権者の心をがっちりつかむ)マニフェストを磨き上げていくことに徹するべきなのだ。
そもそも、錆び付いた刀(国対政治)を振り回している時代遅れの輩(国対幹部)に、刀の使い方(国対戦術)がなってないと指摘したところで、意味はない。これは戦術レベルの話ではない。古びた刀は、この際思い切って捨てるべきだ。あの坂本龍馬が、刀を振り回す同志に「これからは、これぜよ」といってピストルを見せたように、後に、ピストルをひけらかす同志に向かって「これからは、これぜよ」といって万国公法を示したように、である!
国会審議の進め方は、国会法に規定された議院運営委員会で決める。
今後一切、与野党間の駆け引きには応じない。そして、審議拒否はしない。
そう腹を括れば、国会対策委員会の仕事は、(まだまだ質疑の技量も未熟な)新人議員の実技指導や、委員会審議に臨む各委員の質問項目の割り振りなど、国会審議を実質的に盛り上げるような有意義なものに特化することになるだろう。
その昔、名「国対」と呼ばれた、熊谷弘国対委員長(当時)は、朝4時に起床して、各委員会の議事録にくまなく目を通し、7時ごろには電話をかけて、その日質問に立つ各委員にアドヴァイスを連発していたそうだ。こういうことをやるのが、国対本来の使命だろう。「起床」「就寝」のラッパを吹いているだけでは、だめ。私たち野党が、審議内容で勝負できなければ、国会審議は絶対に活性化することはなく、国民の政治不信、政権交代を目指す民主党への失望感は高まるばかりだ。
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