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長島コラム「乾坤一擲」

5月8日 (月)

ワシントンで考えた日本の将来!

5月の大型連休にワシントンへ行って来ました。
 在日米軍再編をめぐる膨大な経費負担の問題がしばしば話題になりました。終盤国会の焦点の一つになりそうですが、私は、米軍再編という15年に一度の「大変化の波」を単なる財政論議に終わらせてはならないと感じています。
 今回の負担要求に見られるように、我が国がアメリカとの戦略協議で常に守勢に立たされる原因は、第一に日本が「大変化の波」を正しく捉えきれずに相変わらず安全保障についてアメリカに依存し過ぎていること、第二にアジアの外交基盤が乏しいためにアメリカとの同盟に頼り切る形となっていることがあります。アジアにおける外交基盤を固め直し、安全保障における日本の責任と役割を拡大することによって、同盟国アメリカにとっても、近隣諸国にとっても、そして、日本国民にとっても信頼できる外交の新しい形を築かねばなりません。

-国を愛する心が拓く「未来に誇れる日本」-

 同時に、終盤国会で議論しなければならない課題は、教育と医療です。医療改革の指針については前号で触れましたので、「教育基本法」の改正について一点だけ確認しておきたいと思います。残念ながら、自民・公明がまとめた与党案では、我が国がいったいどういう子供たちを育もうとしているのかはっきりしません。「国を愛する心」のどこが悪いのでしょうか。
 7年ばかりの在外経験を持つ立場から言わせていただけば、自分の国を愛していない人間が国際社会で尊敬されることはないでしょう。国を愛するとは、その国の歴史や文化に知悉し言葉や作法を大切にすることに他なりません。その本質論を避けて「態度」などと言い換えるのは言葉の遊びでしかないと思います。自分の国を誇りに思う日本人を育てることが、世界において「未来に誇れる日本」を創ることになると信じます。いずれにせよ、党内論議を活発化させて、与党に変わって民主党が教育政策の主導権を握ってまいります。