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9月8日 (金)
雌雄を決する秋(とき)
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いよいよこの9月末には、「ポスト小泉」政界の新しい陣容が整います。26日から開幕する臨時国会は、小沢民主党と安倍自民党がまさに雌雄を決する場となるでしょう。
わが民主党も、自民党も、それぞれ本命候補が大きく水をあけて新代表、新総裁に選出される勢いです。たしかに、この春、私たちは代表選挙への参加を呼びかけて党員・サポーターの大募集を行いました。7月にも、地元・立川に渡部恒三国対委員長を招いて全国初の党員サポーター集会を開催させていただきました。その意味では、今回の無投票に近い代表選出は、党員・サポーターの皆さんをさぞがっかりさせてしまったことでしょう。しかし、本当の勝負は、民主党のために代表を選ぶことではなく、日本国民のために「政権を選ぶ」ことなのではないでしょうか。党員・サポーターの皆さんの漲るパワーは、ぜひ来年の参議院選挙(7月)、そして、その後にやってくる(いや、もしかしたら参議院選挙と同時になるかもしれない)次期総選挙まで温存しておいていただきたいと思います。そして、それまでにそのパワーを何倍にも蓄積させて、政権交代に向けて一気に爆発させようではありませんか!
政治家・小沢一郎の「最後の大勝負」に賭ける
私は、政界入りのきっかけを鳩山さんにつくっていただき、初挑戦の補欠選挙(2000年10月)から初当選、そして今日まで公私とも菅さんに大変お世話になり、政策的には岡田さんにご指導いただき、また、前原さんとは義兄弟のような関係できましたから代表選挙では推薦人にも名を連ねましたが、今回は、小沢さんの「最後の戦い」に賭けたいと思います。心臓に爆弾を抱える小沢さんにとって、この戦いは文字どおり命懸けの戦いです。自民党を飛び出して以来、戦術的な失策も何度となく繰り返しましたが、日本の権力構造を根元から改革しなければならない、との信念は首尾一貫していたと思います。ですから、「自民党が最も恐れる男」といわれてきたのだと思います。最近、その小沢さんが、「総理になりたいとか何とかではなく、この手で政権交代を成し遂げたい、この眼で政権交代を見届けたいのだ」と語ったことを鮮明に覚えています。その憂国、愛国の熱情に、国民の一人として、政治家の一人として賭けてみたいのです。
「ポスト小泉」は、社会保障とアジア外交が焦点
たしかに、安倍さん個人への国民的な人気は決して侮れません。憲法や外交安全保障に対する安倍さんのスタンスには、共鳴できる点もあります。しかし、「小泉政治5年」が残した内外における2つの大きな負の遺産である「社会保障」と「アジア外交」について、安倍さんの政権構想や著書『美しい国へ』を読む限り、まったく処方箋が明らかになっていません。
まず、社会保障の中核である年金制度。安倍さんは、現行制度の微調整で済むとの見解です。しかし、国民全体が若く成長盛りだった40年前につくられた現行の保険料方式が、少子高齢化の進展する中で破綻してしまうことは誰が見ても明らかです。現行制度の温存では、未納問題も解消されず、また、あれだけの無駄遣いと不正を平然と繰り返す社会保険庁を解体する気もないとは驚きます。私たち民主党が訴えてきたように、ばらばらの制度を一元化した上で、最低保障年金を税財源で賄い、それ以上は報酬比例とし、年金制度の信頼を回復することが急務です。また、小泉政権の下で闇雲な財政カットの標的となり深刻な危機に直面している医療や介護、障害者福祉の現場を再生することも大きな課題です。
そして、アジア外交です。「一つのことで首脳が会わないという外交のやり方は間違っている」とは、日本国民向けに大見得を切るには格好のいい台詞ですが、国際的にはまったく通用しない独りよがりの論理です。「アジアは中国や韓国だけではない」というのも、逃げ口上に響きます。靖国参拝を貫くなら、その先に、どうやって中国や韓国との関係を正常化するのか明確な戦略を示す必要があるはずです。それを完全に放棄して退場してしまったのが小泉さんですから、その後始末をきちっとやることが新政権にとっての至上命題です。また、親イスラエル・ロビーに振り回され、中東政策が完全に行き詰まっている米ブッシュ政権を「歴代政権の中で際立って特異な政権であるとは思われない」と言い切る外交センスも危ういといわざるを得ません。
もちろん、わが民主党は完璧だなどと強弁するつもりはありません。この秋は、小沢代表の下、私たちも基本政策をめぐる党内のコンセンサスづくりが正念場を迎えます。今後とも、国会に地元活動に全力で臨みますので、変らぬご支援のほどよろしくお願いいたします。
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