長島フォーラム21

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長島コラム「乾坤一擲」

2007年10月5日(金)

「森」の木陰の「内向き」宰相に日本の将来は任せられない!

福田新政権がそろりと船出しました。所信表明、代表質問を無難にこなし、安全運転に徹する福田首相に、小泉さんのような沸き立つものも、安倍さんのような信念もまったく感じませんでした。ただ一点、「自民党を立て直さねば」との思いだけはひしひしと伝わりました。ならば、小泉安倍路線からの転換を図るのかと思いきや、そうでもない。逆に、小泉安倍の改革路線を鮮明に引き継ぐのかと思いきや、そうでもない。どっちつかずの玉虫色は、古い自民党の真骨頂でしたが、一問一答の予算委員会審議が始まれば、この曖昧戦術は通用しません。

改革の骨抜き作業は財務省を中心に着々と進んでいるようですが、政策転換するなら安倍政権時に概算要求した各省予算は大幅に組み換える必要があります。民主党も参議院選挙で公約した「生活第一」政策を法案化し、財源の裏付けをきちんと独自予算案の形で国民に提示しなければなりません。この臨時国会は、前哨戦として民主法案が続々と提出されることに。そして、来年の通常国会は与野党の予算案がガチンコでぶつかります。いずれの案が説得力を持つか選択するのが、次期総選挙です。

「内向き」宰相が、自民党を立て直したい気持ちはわかりますが、それは国民生活と何の関係もありません。今の日本には、家庭、医療、教育、地域、財政と立て直さねばならないものばかりです。また、「内向き」政権が目指すインド洋での給油の再開は、「テロとの闘い」を進める国際社会の努力の「端役」もいいところです。最近もぎ取った国連の感謝決議のお蔭で、これまでの6年間に日本が、テロとの闘いの最前線であるアフガニスタンのはるか彼方の洋上でガソリンスタンドしかやってなかったことがかえって白日の下にさらされてしまいました。

あの911同時多発テロから6年。テロとの闘いに日本が果たすべき役割は何か、アフガニスタンの平和と復興に日本がどう関わっていくべきか、テロと闘う国際社会の協調体制を再構築するには日本は何をなすべきか、といった本質的な議論を行う絶好のチャンス到来。それを、水や油の供給をめぐる瑣末な話で終わらせてはなりません。

私は今国会、安全保障委員会と国際テロ防止特別委員会に所属し、テロ特措法に代わる民主党としての対案づくりに全力を傾ける毎日です。皆さん、ぜひ国会論戦にご注目ください!国連の常任理事国入りを目指す日本にふさわしい新たな外交の姿を提案してまいります。